歯列矯正
装置一部入る

8日、ようやく下歯茎に受けた術式の抜糸の日。
術後の痛みも無かったとはいえないが、鎮痛剤が必要なほどでもなく
それよりあまりのむずむずした不便さに閉口していた私、抜歯後また
新たな刺激を求めてウズウズしていたからこの日に装置が入るのではないかと
半心期待しながら10月には珍しい快晴の中矯正医自宅オフィスまでバンを飛ばす。
 
娘さんのソフィアちゃんと犬のチャールズがやはり出迎えてくれた。
10分遅刻したんだけど、リビング入るなりそんなのはぜーんぜんどうでもいいこと
なのだという雰囲気。
 
娘さんに朝食を与える間しばらく待った後、診療台の上へ。
んでもって矯正医が電動のイスを倒すスイッチを押す。低い唸りを上げてイスは
倒れていく。。。と、電話。受けに行く矯正医。でもスイッチはそのまま。
そして足元を上に上げながらドンドン後ろへ倒れていく椅子。ひょえぇ。
滑りそうよ私、今にも。このままいくと頭から、サヨーナーラーーーー
ずり滑って落ちていくわけなんですよ。スイッチどこじゃぁぁぁ!?
・・・・と、唸りが止み、頭を水平線より下にした形でイスは止まる。
今日ビ、かなりのお金出しても味わえないスリルを堪能させていただいた。
 
さて、抜糸自体はなんのことない、数秒でカタがつく。
『さて、と。装置入れる?』と矯正医。
『ふんが!』と梅図の漫画よろしく口をあんぐりと開けたままの私。<梅図にこだわる
 
メタル以外に装置の選択する財力もないが、私はこのメタルの装置がお気に入り
だったのでなんの問題もなくメタルにする、というか医者自身もメタルの方が
効果的とそれ私にはそれしか考えてなかったようだ。
 
攻略法はというと、まず左上にできた抜歯跡の隙間を埋め、右側の込み合ったところ
に余裕を与えるために一番前の歯一つを抜歯跡に引っ張ってくる装置のみを装着。
そうやって上の前全体に余裕を持たせてから全体に装置を入れるらしい。
 
水噴射を吹きかけたりしながら(これがね、沁みるのさ)ブラケットを歯の表面に
くっつけるための接着剤を塗っていく。なーんの匂いもしない。なんだ、ラリれると
思ったのにって、ウソ。
こんなボンドみたいなのがちゃんとしっかりくっつくんだったら、家庭用のボンドも
これにしてくれればいいのに。ぜんぜんくっつかないよ、あのボンドは。
 
左側5本にブラケットを接着させるのだが、一番奥がやはりかなりつけにくい。
もうね、口のお肉を現実とは思えないくらい引っ張られる。
あぐ。。すいません、下の歯茎抜糸したばかりなのお忘れな。。。。。
あああああああく!!!!!!いででででででで!!!!痛いっつーの!
縫い目が・・・さ・・・・裂ける・・・・。バックリ口開いてしまう。
少しでも下歯茎への負担を和らげようと顔全体の肉を左へ思いっきり寄せるように
するも、効果無し。『痛かったら、殴ってくださいねぇ』じゃないが私の顔すぐ近くの
矯正医の眼球へVサイン、お見舞いしそうになる。あ゙〜痛かった<涙目
そうやること1時間・・・・・(瀕死)。
ブレーシスは左上に完全に入ったのでございます。<ジャキ!>音響さんありがとう。
装置自体は装着直後はなんともない・・・。
これから1週間くらいが痛みの季節となるだろうて。
さあ、部分的にも装置が入ったことで私の矯正生活はとうとう始まった。
これからどうやってこのタイタニウム金属とお付き合いしていこうか。

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